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【火】棒のスート

    棒のスートは、四大の中で【火】のエレメントを象徴しています。
 【火】のエレメントは、四大の中でも際立って捉え所の難しい、抽象的な存在だと言えるでしょう。
 しかし、理解する上でのキーワード自体は比較的単純なものです。

 【エネルギー】 
 このキーワードが、【火】のエレメントが持つ性質を一番的確に表現しています。
 【エネルギー】はあらゆる所に存在していますが、しかしその本体はやはり人間の目に見えるものではありません。
 【エネルギー】には、様々な形態が有ります。例えば、電気エネルギー、熱エネルギー・光エネルギー・位置エネルギー・速さのエネルギー・物質維持のエネルギーなど。
 それぞれのエネルギー形態は、その役割と出現する場所は違っていたとしても、全て同質の【エネルギー】である事には違いはありません。その為、これら全てのエネルギー形態が【火】のエレメントに属する事になります。

 さて、【エネルギー保存の法則】と言うものを御存じでしょうか。大体、中学生頃に学ぶ事になる、物理学などにおける保存則の一つです。
 【エネルギー】には、様々な形態がある訳ですが、それぞれのエネルギー形態は別のエネルギー形態に変化する事が出来ます。この時、形態の変化前後において、【エネルギー】の総量に変化は生じないと言う法則です。
 例えば、100の熱エネルギーを用いて発電を行った場合、100の電気エネルギーを生み出す事が出来ます。勿論、現実的には別の所にエネルギーが漏れ出してしまう為、完全な等価交換を再現する事は難しい訳ですが、原則的に【エネルギー】は一定の総量で変化する事がありません。
 つまり、この世界が生まれてから今この時に至るまで、【エネルギー】の総量は一定であり、変化していないと言う事なのです。
 そして、その【エネルギー】は、この世界に存在している全ての物の根幹に携わっています。
 ある意味の不変性を備え、万物の根源的な作用を担う存在。それが【火】のエレメントによって象徴されるものです。

 この為、タロット占いなどの実践的な場面において、【火】のエレメントは物事の根幹や、人物の行動原理などと解釈する事になります。
 物事の発端となる【根っこの部分】。この部分にフォーカスして読み解いて行く事になるでしょう。

 さて、【火】のエレメントが象徴する【エネルギー】は、その形態を自在に変化させる事もあって、【柔軟に形を変化させる】と言う性質を持つ【水】のエレメントに似ているようにも見えますね。
 ここが少し難しい所なのですが、【エネルギー】がその総量を変えずに形態を変化させると言う作用自体は、【水】のエレメントの作用に属する【法則性】の働きです。
 つまり、【火】のエレメント・【エネルギー】には、様々な形態は有り、変化するものでは有りますが、その変化に法則性を与えているのは【水】のエレメント・【法則性】なのです。
 この点は少し難しい所ではありますが、「そんなものなんだな」位の気持ちで覚えておいて下さい。

 また、【水】のエレメントの性質は【柔軟に形を変化させるもの】ではありますが、ある時点に関して言えば、一定の纏まりを持っています。つまり、ある瞬間に【水】のエレメントを見れば、その形を捉える事が出来ます。
 対して【火】のエレメント・【エネルギー】は、どのような時点に観測したとしても、一定の形に纏まる事がありません。
 【エネルギー】は常に振動し、動き続けています。
 これが【エネルギー】の特徴であり、【火】のエレメントの象徴する所なのです。

   さて、【火】のエレメントは、万物の根幹である【エネルギー】を象徴する事から、全ての【根幹】であり【発端】である、と言うお話をしました。
 その為、占術の実践場面では、物事の発端、人物の行動原理として読み解きます。
 この部分に関連して、【火】のエレメントは、人間の【意志】を示すものと見なします。

 【意志】と言うのは、人間の行動原理であり、目的を持って「何が何でもやり遂げる」と言う強い精神的なエネルギーの事です。
 強い【意志】は、あらゆる事を動かします。しいて言うならば、【意志】無くして、物事は何一つ動く事はありません。その為、【火】のエレメントは、全てのエレメントに先立って存在しなければならないものだと言う事が出来ます。
 占術の実践場面においても、この【意志】がどこに存在しているかと言う点は、とても重要な論点となるでしょう。

 また人類は、【火】を発見し、扱い始める事によって【文明】を築き始めました。
 ご存じの通り、【火】を意識的に生み出し扱う事が出来る生物は、地球上において人類のみです。
 また、【火】の象徴として扱われる【棒】は、人類が最も始めに使い始めた【道具】です。
 【棒】自体は、ただの長細い木の枝であったりして、それ自体に特別な能力がある訳ではありません。しかし人類は、この【棒】を武器のように振り回して【こん棒】にしたり、先端に【火】を点けて【松明】にしたり、歩行の補助に用いる【杖】として用いたりし始めました。この【道具】を用いると言うのも、人類が【文明】を築く切っ掛けとなったものです。
 この事から、【火】のエレメントには【文明】や【文化】と言った意味合いが含まれる事になります。

 また、【エネルギー】も【火】も【棒】も、物事に先立って存在していると言う点は、とても重要なポイントです。更に言えば、物事に先立って存在している【エネルギー】も【火】も【棒】も、本来であれば【ただそこに存在しているだけのもの】であり、あらかじめ与えられた【意味】や【目的】などは存在していません。
 人類がこれらを発見し、目的を持って用い始める事によって、始めて新しい展開が生まれて来ます。

 その為、【火】のエレメントには、【新しい物事が始まる】と言う作用があると見なされる訳です。

  さて、他のエレメント達と同様に、コンピュータにおいて【火】のエレメントがどの部分に対応するのかを考えて見ましょう。
 【火】のエレメントは、コンピュータの構造における【アーキテクチャ】と言う部分に対応しています。
 【アーキテクチャ】とは【概念】と言う意味で、コンピュータの業界では、そのシステムの構成概念を示すことになります。
 簡単に言うと、コンピュータにおける【アーキテクチャ】は、『コンピュータがどのような方向性(形)で存在すればよいのか』と言う部分を決めるものです。

 より具体的に言うと、『コンピュータは、人の代わりに様々な演算をする存在である』『人の代わりに多くの情報を保管し、人の要求に応じて情報を加工する存在である』『コンピュータには、人が情報を入力する手段と、その情報を保管する手段と、その情報を加工する能力と、情報を加工した結果を出力する機能が備わっていなければならない』と言った感じで、コンピュータの存在意義や、その存在の在り方全体を定義付けているのが【アーキテクチャ】と言う事になります。

 その為、【アーキテクチャ】が存在しないと、そもそもコンピュータと言う存在自体が生まれてこない事になってしまうのです。
 つまり、コンピュータの【アーキテクチャ】は、【火】のエレメントの役割である【物事の発端・根幹】や、コンピュータの存在に対する【意志】に相当します。

 有名な所では『フォン・ノイマン方式』と言う【アーキテクチャ】があります。
この方式は、現在のコンピュータでも使われる基本的な構成概念であり、その概念に従ってコンピュータは構築されているのです。

  さて、【火】のエレメントには、【上昇原理】や【男性原理】と言った意味が含まれています。
 【水】は重力の法則に従って低い所へと流れ込みますが、【火】によって生じる【熱】は、空気を温める事によって上昇気流を生みます。
 【水】は、安定的な【地】に近付いて行く為、【安定】と【不変性】を求めて行く傾向があり、【火】は【地】を離れて上昇して行く為、【発展】と【変化】を求めて行く傾向が有ります。
 どちらが良いと言う事では無く、【火】と【水】のエレメントは、互いに対局の場所に位置しながら、物事の【安定化】と【発展】の間で綱引きを繰り返し、万物のダイナミズムを作り出しているのです。

 【男性原理】と言うのは、生物学的な性別を意味するものでは無く、【熱:冷】や【動:静】と言った、万物の二極面の片方を示すものです。
 この、【万物の二極面】と言うのは、タロットを始めとした様々な占術や、東西のオカルト思想を理解する上でとても重要な事なのですが、ここで詳しくご説明するには骨が折れますので、当校の各講座に回す事としましょう。

 【火】【棒】【杖】【ワンド】
 力・エネルギー・方向性・指向性・発端・創造・存在・発展・進歩・意志・男性原理
 上昇原理・アーキテクチャ・文明・文化・進化・道具・情熱・直観・スポーツ・戦士
 【南】【昼】【夏】【怒】